強烈な寒気の影響で、今日5日(水)は日本海側だけでなく、西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込んでいます。鹿児島では午前10時の積雪が2センチ。四国の愛媛県にも大雪警報の出ている所があります。今夜にかけて、さらに強まる恐れがあり、交通障害など警戒が必要です。
西日本の太平洋側にも雪雲 鹿児島で積雪2センチ
衛星画像を見ると、寒気が非常に強いことから、日本海側だけでなく、西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込んでいることがわかります。
5日(水)午前10時までの最深積雪は、鹿児島県で2センチ、長崎県で1センチ、佐賀県で4センチなどと雪に慣れていない九州でも雪が積もってきています。また、四国の愛媛県の一部に大雪警報が出ていて、積雪や吹雪で見通しが悪くなっている所があるようです。
西日本はこのあとも大雪に警戒を
九州や四国では、今夜にかけて山沿いを中心にさらに10センチくらいの降雪が予想されていて、大雪警報の地域が広がる可能性があります。
交通機関に影響がでる恐れがありますので、不要不急の外出は控えたほうがよさそうです。
また、北風も強く厳しい寒さですので、体調管理には十分ご注意ください。
慣れない大雪にご注意を
普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。
1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。
久しぶりの雪ですが、これらの場所は、特に気を付けて、歩いてください。