”完全逆張りのSNS”はどう収益化するのか

 高橋氏は 「初代から年齢制限があったので特に驚きはありませんでした。実際に名称からしてもmixiは20年前~10年前に使った世代をターゲットとしているのは明らかです。大人世代に向けた、「おじさん・おばさん型SNS」と呼べます。若者世代が求めているような、好きなアイドルやインフルエンサーの発信を心待ちにするといった利用の仕方とは少し離れたSNSという特徴があります」と語る。

 ただ、高橋氏はこうも指摘する。

「広告がなく、収益モデルがどうなっているのかは気になるところです。Xのような有料のオプションも今のところない。またバズリが期待できない構造のためインフルエンサーも情報発信がしにくいので、盛り上がりには欠けます。年齢制限もあり、若い世代を取り込んでいこうという目的は見えません。mixiは、『モンスターストライク』など、ほかのアプリ事業などの収益で運用コストを賄っていくのか。せっかく話題になり、ユーザー数も増えているので、どのように収益化してこの体裁のまま続けていくのかは注目しています」

 何もかもが収益になるSNSではなく、「一昔前」のSNSに戻ることも、日常に平和をもたらすために必要なのかもしれない。

(AERA dot.編集部・小山歩)

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