SNSでは珍しい”バズりにくい構造”

 mixi2には、「発見」タブこそあるが、XのようにSNSを開くと勝手に「おすすめ」されることはない。Xでは自分のフォローに関係なくインプレッション数が高い投稿を見られる仕組みになっている。この仕組みには、「必要な情報以外のものが多すぎて疲れる」「見たくないものまで見えてしまう」といった否定的なコメントも多い。

 対して、mixi2はフォローしている友達の投稿が時系列順にずらりと並んでいるだけで、見ず知らずの人の投稿が流れてきて、勝手に見てしまうという状況にはならない仕組みになっている。要するに、Xなどと違って“バズり”にくいのだ。

 高橋氏は、この“バズリにくさ”もSNS移住が広まる一つの要因だとも指摘する。

「最近はXが酷く荒れていて、インプレゾンビ(閲覧数を稼ぐことで収益を目的とする)やアダルトサイトへの誘導投稿などが目立っています。改悪も多く、詐欺広告などの犯罪の温床にもなっています。X以外のSNSでも、フォローしていない人のバズリ投稿が流れてきて、フォローしている人の投稿が埋もれてわからなくなってしまったりして、とにかく情報が多い状況です。混沌とした状況の中で、本来の利用目的である『個人情報を隠せて、本音で話せる』新たなSNSを探している人も多いなか、登場したのがmixi2です。バズリにくく、悪質な広告もない。落ちつきを求める人たちにはとてもちょうどよいSNSなのではないでしょうか」

 さらに気になる点は、初代のmixiが当初そうだったように、18歳未満は利用できないという点だ。

 mixiが出た当初は、今ほどSNSが盛んではなかったため、この規制でも特に驚きはなかったが、今は中学、高校生がSNSを使う。mixi2はSNSの“覇権”を握る気はないのだろうか。

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