――お金は便利ですね。沢山増やせば、消しゴムもいっぱい。より良い関係で人と繋がっていれば、人生も豊かになりますね。好きなことを仕事に出来たら最高ですが、実際にはそれで食べていける人はごくわずかなのかもしれません。

菅井:これまで私はいろいろとお話をしてきましたが、私だって多少なりとも失敗をしています。その都度いろいろな人の力を借りたり、温かい言葉に救われたり、力をもらったりしました。いろいろな経験が今につながっています。結局、お金の使い方に正解はないんです。どういう方法で資産を増やすべきか、自分にあった方法を選べばいいのです。たまたま私はそれがアパート経営だったというだけ。お金が足りない、老後が不安という人は、お金に対する考えを少し改めて「貯める」から資産に「働いてもらう」という思考に少しだけ変えてもよいと思います。

自分株式会社

――それだけでも全然違いそうですね。

菅井:大事なのは自分の老後や、今の生活にいくら欲しくて、そのためにはどうやってお金をつくっていけばいいのかを「逆算」して考えること。「簡単なこと」と思われるかもしれませんが、多くの方がそれをせずにただ「お金が足りない」と嘆いています。あなたは、「自分株式会社」の社長なのですから、5~20年後の人生中長期計画、つまりライフプランニングを自分で鉛筆をとって行いましょう。それをするだけでも全然違いますよ。お金を回すことを人に感謝し、人の信頼を得ながら丁寧にやっているとお金は増えていきます。

――ありがとうございました!

(構成/AERA dot.編集部・大崎百紀)

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