俳優業もこなす「あの」ちゃん
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 放送中の連続ドラマ『民王R』(テレビ朝日系)に出演するミュージシャンでタレントの“あの”。彼女の演技力の高さがさらに世間に伝わり、業界内でも今後の俳優としての活躍が期待されているようだ。

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 池井戸潤氏の小説「民王」(角川文庫)を原作とし、2015年に放送された「民王」の続編「民王R」は、遠藤憲一演じる総理大臣・武藤泰山と国民の心が入れ替わってしまうコメディードラマ。あの演じる総理大臣の天才秘書と入れ替わる第1話では、あののガニ股と低い声での“おじさん演技”が大きな話題となり、「あのちゃん演技うまくてビックリ! 普段と話し方変えてるし、表情もすごく良い」「歌もバラエティーもスポーツも、なんでも器用にできちゃうあのちゃんってすごい!」と称賛の声がネット上で相次いだ。

 ただ、あのの俳優歴は意外と長く、これまでにチョイ役も含めると20作以上のドラマや映画に出演。19年公開の映画「血まみれスケバンチェーンソーRED」では同級生を改造するマッドサイエンティスト、同年放送の連続ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」(TBS系)では“不思議系女子”を演じていた。エンタメ誌の編集者が話す。

「19年まで所属したアイドルグループ『ゆるめるモ!』時代から俳優業にも挑戦していたあのちゃんですが、昨年公開された落合モトキさんとのダブル主演映画『鯨の骨』あたりから俳優業を本格化。今年はすでにフジテレビ系ドラマ『ギークス~警察署の変人たち~』に事務職員役で出演したほか、8月には金髪ロングヘアで出演した映画『赤羽骨子のボディガード』も公開されました。なお、普段はゆっくりとかわいらしいしゃべり方の彼女ですが、演技中の発声については『鯨の骨』の監督から徹底的に叩き直されたそうです」

Xに「全部無くなりゃいい」深夜の意味深

 12月20日には人気ユーチューバーの“MEMちょ”役で出演する実写映画「【推しの子】」の公開も控えており、すでに「俳優」の肩書が定着しつつあるあの。現在、「民王R」の各回放送後には自ら見どころを振り返る解説動画を自身のYouTubeチャンネルで公開している。

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