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今週も暑い日が多く、30℃に迫る日もあるでしょう。10月の終わりから11月はじめにかけては、雨の日が続く見込みです。体調管理にご注意ください。

1週目21日~27日 天気は短い周期で変化 30℃に迫る日あり

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この先の天気のポイントは「暑さ」と「貴重な晴れ」となります。昨日19日(土)は東京都心で気温が30℃を超えて、統計開始以来もっとも遅い真夏日(最高気温30℃以上)となりましたが、今週1週間も西日本から東日本を中心に30℃くらいまで上がる日があるでしょう。また、次の週末ごろからは雨の日が多くなり、晴れる日が少なくなる見込みです。では、日ごとに詳しく見ていきましょう。

明日21日(月)は移動性の高気圧に覆われて、全国の広い範囲で晴れる見込みです。22日(火)も、北海道から近畿にかけては、おおむね晴れますが、天気は西からゆっくり下り坂です。湿った空気や大陸から近づく低気圧や前線の影響で、九州や四国などでは曇りや雨となるでしょう。

23日(水)は、低気圧が発達しながら日本海を進み、前線が日本列島を通過する見込みです。雨の降る所が多く、傘マークが付いていない仙台や東京でも一時的に雨の降る可能性があります。また、日本海側を中心に雨や風の強まる所もありそうです。今回は強い寒気の南下はないため、北海道でも雪の降る所は道北など一部に限られそうです。

24日(木)は、低気圧や前線は日本から離れるため、日中は晴れる所が多くなるでしょう。ただ、東京を含む関東では、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、スッキリしない天気となりそうです。

25日(金)と26日(土)は、日本の南に秋雨前線が停滞するでしょう。西日本から東日本の太平洋側を中心に雨の降る所がありそうです。27日(日)は、気圧の谷や湿った空気の影響で、東北から九州で雨が降るでしょう。

最高気温は、全国的に平年より高い日が多い予想です。札幌は20℃ほど、仙台は25℃を超える日があるでしょう。金沢や東京、名古屋、大阪、福岡は、28℃から29℃まで上がる日があり、半袖が活躍の機会がまだありそうです。ただ、日ごとの寒暖差は大きく、例えば東京の24日は28℃の予想ですが、25日は23℃と5℃くらい変化しそうです。着るもので上手に調節するようにしましょう。

2週目28日~11月2日 全国的にぐずついた天気

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10月終盤から11月のスタートにかけては、湿った空気や日本の南に停滞する気圧の谷の影響を受ける日が多くなるでしょう。全国の広い範囲で曇りや雨の日が多く、スッキリ晴れる日が少ない見込みです。例年のこの時期なら運動をするにもお出かけするにも良い季節で、洗濯物も良く乾くころですが、今年は空模様に悩みながら過ごす日々となりそうです。

また、複数ある予想の中には、台風などの熱帯擾乱が日本に近づくものもあります。まだ先のことなので今後予報が変わるかもしれませんが、注意が必要です。

気温は札幌では日中は15℃くらい、朝は7℃前後でしょう。平年並みくらいの寒さとなりますので冬の準備を進めてください。仙台や金沢、東京は18℃から22℃くらいの日が多いでしょう。昼間は比較的過ごしやすい気温となりそうです。名古屋や大阪、福岡は24℃前後とこちらは、まだまだ日中は汗ばむ陽気が続く見込みです。ただ、朝晩はヒンヤリしますので、お出かけの際は羽織るものを持っていくなどの対策はあると良さそうです。

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

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最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。