――なるほど。それが日常にも根付いているんですね。今後の目標があれば教えてください。
このまま楽しく歌がうたえて、人前で披露できればいいなということだけですね。ずっと先の目標を決めちゃうと遊びがなくなっちゃうし、気分に合わなくなっていくので。これからも、ちゃんと明確に答えがあるものを作品として出していければいいかなと思っています。
――子育てについてはどうですか。上のお子さんはもうすぐ中学生になるんですね。
子どもが大きくなっていって嬉しいけど、寂しさも感じています。一番大事なのは子どもにとっても、自分にとっても子離れなんだろうなと。子どもはいつまでもかわいいから、いろんな心配をしてしまうけれど、ほっといてあげた方がいい瞬間があることが寂しいです。
男の子なのでツンデレ感が半端ないし、反抗期も始まっています。だいぶ慣れてきましたが「ちょっとあっち行ってて」って言われると、「マジか……」ってなりますよね。家の中では無理やり抱きついて抵抗されて、プロレスみたいな感じになっちゃう。逆に、下の子は女の子で、まだ赤ちゃんみたいな感覚で、もうとにかくかわいすぎて。この時間を大事にしていきたいです。
(聞き手・構成/AERA dot.編集部・金城珠代)
※衣装/ジャケット、コルセット、スカート、シューズ すべてヴィヴィアン・ウエストウッド