「コンビニ百里の道をゆく」は、ローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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私たちローソングループの中で、映画事業を展開している「ユナイテッド・シネマ株式会社」を今年3月、「株式会社ローソン・ユナイテッドシネマ」に改名しました。
株式取得によりローソングループに加わっていただいたのが2014年。基本的にはグループに加わるといっても「ローソン色」に染めるのではなく、お互いに根っこでつながりつつ、それぞれの会社の良いところを伸ばしていってもらい、結果的に個々でもグループとしても成長できる。そんな経営が理想だと私たちは考えています。
中でも「映画」は、「みんなと暮らすマチを幸せにする」というグループ理念とも密接に関わるものです。おおよそ人は皆、人生のどこかで必ず映画とつながっていますよね。人生で初めて見た映画、忘れられない映画、心を動かされて人生を左右することになった映画など、皆さん心当たりがあるのではないでしょうか。
映画とは「生活に密着したエンタメ」であり、「みんなと暮らすマチを幸せにする」上でも絶対に必要で、我々のグループにとって欠かせないものの一つだと思っています。
今回の改名に至るまでの10年間は、ユナイテッド・シネマで働く皆さんや、ユナイテッド・シネマに足を運んでくださるお客様にとっても、「ローソングループがどういうグループなのか」をご理解いただくのに必要な時間だったと思います。
ローソングループの理念とエンタメとの親和性や、ローソンチケットに代表されるエンタメにおける利便性など、そこで生まれる相乗効果をよりご理解いただき、「満を持してローソン・ユナイテッドシネマに」なることができたと考えています。
エンタメという側面からも引き続き、みんなと暮らすマチを少しでも幸せなものにしていければと思います。
※AERA 2024年9月9日号