友達と一緒に楽しく食事したり、お酒を飲んだりするのが大好きなんです! 子どもを置いて行きたくないので、どこでも連れて行きますね。都会だと「こんな場所に子どもを!?」って言われちゃうかもしれませんが、熊本はそういうことに寛大で、焼き鳥屋さんなど大人が集まる店でも子どもがいっぱいいるんです。
私の家に集まって手巻き寿司パーティーなんかをすることもしょっちゅう。週末に休みの日があると友達に声をかけて、大人6~7人、子どもを含めると20人ぐらいでワイワイしていますね。実家や大好きな友達の近くに住んだことで、子どもがこんなにたくさんの人に愛されているんだと知ることができて、本当に幸せだなと思います。
――2015年に地元に拠点を移していますが、改めてその理由を聞かせてください。
もともとは結婚して福岡に住んでいましたが、離婚した後、子どもと2人で東京で暮らすことが私には全然想像できなかったんです。この仕事を続けていくには東京に住むだろうと周囲は思っていたらしいのですが、実家の近くに住みながら、仕事で行ったり来たりするほうが、子どものためにも自分のためにも良いかなと。お金の計算なんかせず、直感でした(笑)。
もちろん最初は、こんなに遠くに住んでいるのに(仕事に)呼んでもらえるかなと不安もありました。でも、収入が半分になっても使うお金も半分以下になる、それなら大丈夫って思えました。仕事がなかったら最終的には母が経営するバーで働かせてもらおう!と。結構、能天気なんです。
実際に暮らしてみると、本当にお金がかからないんですよ!
家賃は東京の相場の1/3ぐらいだと思うし、駐車場代なんて「どこでも止めていいよ」という感じで、ほぼ無料!(笑)。おいしくて新鮮な食材が東京の半額以下で買えたり、近所の人が「食べなさい」って野菜をおすそ分けしてくれたり。ほかにも東京に住んでいたころはマッサージや美容室、ネイル、お洋服屋さんなど、細かいところでもすごくお金を使っていたんだろうなと思います。熊本にいると、ネイルもマッサージも行かなくなるから不思議です。