

米アップルは日本時間3月22日未明(現地時間3月21日)、「iPhone SE」、9.7インチ版「iPad Pro」などの新製品を発表した。いずれも既製品より小型になり、近年続いていた端末の大型化の流れに一石を投ずるラインナップとなった。両製品とも3月24日に予約を始め、31日に発売する。
スマートフォンの大型化がついに頭打ちになるかもしれない。iPhoneシリーズは、現在「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」があり、それぞれ4.7インチ(6s)と5.5インチ(6s Plus)の大きさだ。ここに、4インチの「iPhone SE」が新たに加わる。
サイズは小さくなるが、性能面はあまり変わらない。1200万画素の背面カメラを搭載し、4K動画撮影できる点や、搭載されているCPUなどのチップセットも同じだ。一方で、「3D Touch」と呼ばれる、ディスプレーを強く押し込んで操作する機構の搭載は見送られた。
本体容量は16GBと64GBの2種類。各携帯キャリアの価格はまだ明らかになっていないが、キャリアを問わず使えるSIMフリーモデルの価格が発表された。価格は16GBモデルが5万7024円(税込み)、64GBモデルが6万9984円(同)となっている。本体色はシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色。