中学生時代の生見愛瑠

演技の潜在能力が高い

 エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は、生見の魅力についてこのように分析する。

「毒親との確執を抱える役どころで出演した『日曜の夜~』では、チャームポイントの笑顔を抑え、複雑な心情をにじませた、とても良い演技を見せていました。また、2月に放送された『THE突破ファイル』の実録ドラマでも、乗客の生命がかかったピンチに直面したCAとして、気丈かつりりしい姿を披露。その迫真の表情にバラエティーであることを忘れ、思わず見入ってしまいました。バラエティーなどで見せるチャーミングさと、シリアスな演技のギャップが多くの人を惹きつけるのだと思います。これだけ幅の広い芝居に対応できるということは、もともと演技の潜在能力が高かったのかもしれません。今回の単独主演ではこれまでと比べハードルが上がっているかもしれませんが、これからたくさんのチャンスをつかみ、活躍の場を広げて欲しいですね」

 女優として高いポテンシャルを秘める生見が、主演ドラマでどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。

(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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