今年はカラフルな日傘も売れているという(撮影/上田耕司)

ビジネスシーンになじんできた日傘

 特に今夏は、スーツや白シャツ姿のビジネスマンが、日傘をさしながらカバンを手に持っているスタイルを見かける機会が増えた。

「今までは、男が日傘なんてというネガティブなイメージがあったのかもしれませんが、逆に今は健康に気を使っている、熱中症対策をしているというポジティブなメッセージになっているように思います。汗だくになって、取引先へ行くのはちょっと恥ずかしいですよね。スーツで帽子をかぶるわけにもいかないですし、日傘はビジネスシーンにもなじんできたと思います。男性用の日傘は、昨年までは黒や紺色が主流でしたが、今年は色の薄いカラーも売れるようになりました。夜になると折りたたんでカバンにしまえるくらいの、55センチくらいが主流ですね」(同)

 まだまだ猛暑が続くなか、「日傘男子」はますます増えていきそうだ。

(AERA dot.編集部・上田耕司)