ユニクロで買ったという日傘をさしていた男性。画像を一部加工しています(撮影/上田耕司)

他の男性もさしているので「恥ずかしくない」

 この男性がさしている傘はブランド物で、価格は1万円弱とそれなりのお値段。男性はIT系の会社に勤めているが、出勤時も使っているという。

「昨年は、もっと大きくて雨傘っぽい日傘を使っていました。でも大きいのはやはり目立つので、このくらいのサイズ(約55センチ)がいいですね」

 銀座を歩いていると、3~4分に1人くらいは日傘を持った男性と出くわす。ビアホールで知られる「ライオン銀座七丁目店」では、入店待ちの客が長蛇の列を作り、道の角を曲がってもまだ行列が続いていた。行列の中に、ベージュの日傘を持っている男性がいた。話しかけてみると、足立区から来た50代の会社員だという。

「この日傘は1週間くらい前に北千住(東京・足立区)のマルイで買いました。きょうは直射日光を浴びながら行列に並びたくなかったので、日傘を持ってきました。恥ずかしくはないですよ。他の男性も日傘をさし始めてますから」

 また、銀座のショッピングビルに勤務している男性(24)もこう話す。

「紫外線を浴びると、日焼けするだけじゃなくて、顔とか腕にシミもできますよね。男が(日傘を)することに全然抵抗はないです。この日傘はサイズが50センチくらいなのでちょっと小さいけど、折りたためるので、持ち運びに便利。手に長い傘を持ちたくないので重宝しています」

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数万円の高級日傘を使う男性も