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今日(21日)の道内は、広い範囲で今年一番の気温の高さとなり、今年初めての猛暑日となった所もありました。今夜も平年より高めの気温が続いて、寝苦しくなりそうです。また、23日(火)頃までが暑さのピークとなるため、引き続き暑さ対策などを心がけて下さい。

道内では記録的な暑さとなった所も

今日午後3時までの最高気温が道内で最も高くなったのは、十勝地方の鹿追で36.1℃でした。道内で猛暑日(日最高気温が35℃以上)となったのは、今年初めてのことでした。

主な都市では、旭川35.0℃、帯広35.1℃、札幌34.7℃、室蘭29.8℃、函館30.2℃など、いずれも今年1番の気温の高さとなり、旭川と帯広は今年初の猛暑日でした。札幌は1877年の統計史上、7月としては8番目に高い気温となりました。

また、紋別地方の遠軽町白滝は34.1℃を観測し、1993年からの統計開始以来、年間を通しても最も高く記録的な暑さとなりました。
7月としては統計史上最も高い気温となった所もあり、先に述べた鹿追の他、上川地方の南富良野町幾寅は34.0℃、十勝地方の新得で36.0℃を観測しました。

夜間も熱中症に注意が必要

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今日の夜は気温の下がり方が鈍く、夜間も熱中症に注意が必要です。
今夜から明日朝にかけての最低気温は、道東の沿岸で19℃くらいの他は、全般に23℃前後の見込みです。平年より6℃ほど高い気温で、寝苦しい夜となる所が多くなるでしょう。

寝る前にコップ一杯の水を飲む、できるだけ涼しい素材の衣服を着るなど、夜にかけても熱中症に注意が必要です。
なお、今夜は日本海側や太平洋側西部などでも雨が降り出すため、窓を開けて寝るのが難しい場合はクーラーや扇風機を利用するなどして、部屋の温度管理を行うようにして下さい。

厳しい暑さはいつまで続くの?

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この先1週間としての暑さのピークは、23日(火)にかけてとなりそうです。
最高気温は平年よりかなり高くなり、札幌や旭川など内陸の地域や、網走などオホーツク海側では真夏日となる地点も多くなるでしょう。24日(水)からはそれまでに比べると暑さは落ち着き、平年並みか3度ほど高い見込みです。

また、道内ではしばらく曇りや雨の日が多くなるため、湿度が高くなり蒸し暑くなりそうです。こまめな水分や塩分補給を忘れず、無理をしないで休憩を取るなど、引き続き万全な熱中症対策を心がけて下さい。