ベビーカーのイベントに出席した瀬戸朝香(2014年)

ジャニーズ妻としては異例のママタレ化

 芸名に不満を抱えつつもデビューした瀬戸は、1994年放送の月9ドラマ「君といた夏」(フジテレビ系)のヒロインに抜擢され、大ブレーク。

 稲垣吾郎とダブル主演を務めた連続ドラマ「東京大学物語」(テレビ朝日系)や草なぎ剛と同じくダブル主演を務めた「成田離婚」(フジテレビ系)をはじめ、数々の作品で好演し、俳優としての実力を発揮した。

 また、プライベートでは95年放送の主演ドラマ「終らない夏」(日本テレビ系)で共演したV6(当時)の井ノ原快彦と交際し、2007年に結婚を発表。この時の異例の対応について、前出の編集者はこう振り返る。

「旧ジャニーズ事務所のタレントの妻といえば、夫がアイドルという特性上、夫婦共演はタブー。家庭や子どもをネタにするママタレ活動も“ほぼNG”の状態が長らく続きました。こうしたなか、瀬戸さんは結婚会見に井ノ原さんとそろって登場。さらに、10年と13年に出産してからは、ベビーカーのイメージキャラクターを務めたり、子育てについてメディアで語ったりと、唯一“治外法権”のような存在でした」

 そんな瀬戸は近年、21年12月に放送された「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第8話にゲスト出演し、「約3年ぶりの女優業復帰」が話題になった。そして、22年5月末に30年間所属した芸能事務所を退社すると、同社と業務提携しつつ、フリーとして活動を開始した。

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