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道内の今日17日午後3時までの最高気温は、北見で34.2℃と、道内の今シーズンの最高気温を更新しました。また、北見の他、札幌や旭川、帯広を含む59地点で今シーズン最高気温を更新しました。明日18日以降は湿度も高くなり、蒸し暑くなります。熱中症や食中毒に注意・警戒が必要です。

道内の今シーズン最高気温を更新する暑さ 札幌、旭川、帯広などでも今シーズン最高に

北海道付近は、ここ数日上空に暖かい空気が流れ込んでおり、さらに今日17日は日差しもたっぷりで、各地で気温が上がりました。

今日午後3時までに、北見では最高気温34.2℃を観測しました。北見で6月29日に観測した33.7℃を上回り、道内で今シーズン最も高い気温となりました。

その他、札幌で31.4℃、旭川で31.7℃、帯広で32.2℃など、道内のアメダス174地点中59地点で今シーズン最も高い気温となり、72地点で最高気温が30℃以上の真夏日となりました。

18日以降は湿度も上がってくる 朝晩の気温も下がりにくく

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明日18日以降は北海道付近に湿った空気が流れ込んでくるでしょう。日中は雲が広がりやすく、夜遅くには道南などで雨が降り出す見込みです。

最高気温は今日と同じくらいで、引き続き平年よりかなり高めとなるでしょう。一方で湿度は今日より上がり、蒸し暑さが強まってくる見込みです。19日は最高気温が平年並みに戻る所があるものの、20日からは再び厳しい暑さとなり、明日18日以上に湿度が上がって蒸し暑くなるでしょう。朝晩も気温が下がりにくくなり、寝苦しく感じられる日も増えそうです。

蒸し暑くなると汗をかいても蒸発しにくくなり、体温を下げる効果が十分に働かず、熱中症になる危険性が高まります。また、朝晩に気温が高いと睡眠時に汗をかいて脱水症状を起こし、夜間の熱中症となる恐れがあります。さらに、暑さで朝晩に十分に休息を取れず、疲労が残って日中に熱中症となってしまう危険性がさらに高まることに繋がります。日中だけでなく夜間も冷房を適切に使用し、熱中症を予防するようにして下さい。

気温が上がって湿度も上がると食品が傷みやすくなります。加熱は十分に行い、お弁当には保冷剤をつける、購入した食品はなるべく早く冷蔵庫に入れるなど、食中毒対策も万全に行って下さい。

湿った空気の流れ込みが強まることで、空気中に含まれる水分が多くなり、にわか雨などがあった場合に一度で降る雨の量も多くなる可能性が高くなります。急な豪雨に備え、最新の気象情報も確認するようにして下さい。

真夏の熱中症予防

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。