淡いレモン色のドレスで園遊会に出席した秋篠宮紀子さま=2024年4月23日、東京・元赤坂の赤坂御苑、松永卓也撮影(朝日新聞出版/JMPA)

秋篠宮家のスポークスマン

 愛子さまに比べると、どうしても世間から厳しい目が向けられがちな秋篠宮家。今後、いかに秋篠宮家の“人気回復”を図っていくかは、宮内庁も真剣に考えているようだ。今年に入ってから、宮内庁人事に大きな変化があった。

「今年2月に元警視総監の吉田尚正氏が皇嗣職大夫に就任しました。皇嗣職大夫は秋篠宮家の事務・広報全般を統括するポストであり、元警察官僚の吉田氏になったことで、紀子さまとの関係性も変わるはずです。また、4月1日付で長年、宮内庁総務課報道専門官を務めてきた工藤茂宣氏が皇嗣職宮務官に就任しました。工藤氏は報道対応にたけている人ですから、悠仁さまの進学問題など、今後の秋篠宮家の発信も変化していくと思います」(同前)

 皇室ジャーナリストは、こうした変化は「紀子さまへの負担を軽減する意味合いもあるのでは」と推測する。

「これまで紀子さまは、公務でのファッションや会見での文言などについては、自らが秋篠宮家のスポークスマンとしてチェックしてきました。でも結果的に、それがストレスの一因にも結び付いてしまった。殿下とも子どもたちともギクシャクしてしまい、お気の毒なところもあります」

 紀子さまの心の負担が軽くなることを願うばかりだ。

(緒方博子)

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