ミン・ヒジンが4月25日(現地時間)に、韓国・ソウルにて記者会見を行った。
現在HYBEは、子会社であるADOR代表のミン・ヒジン氏に対し、業務上背任容疑があるとして告発すると発表し、ミン氏の辞任を求めている。
韓国中央日報の報道によると、ミン氏は15時からスタートした記者会見に、野球帽とTシャツというカジュアルな服装で出席。2時間にも及ぶ会見を通じて、身の潔白を主張した。また、自身がNewJeansの経営を掌握したかったという首脳陣らの意見に反論、意見の相違について説明した。そして、HYBEからデビューしたILLITは、NewJeansの盗作であることを、改めて主張した。
ミン氏は、時折涙を見せながら、弁護士とともにHYBEに所属アーティストに関する噂についても言及。そして、HYBEの創業者である パン・シヒョクと交わしたテキスト・メッセージを披露した。ミン氏によると、Source Musicを買収し、ガールズグループを立ち上げたいというパン氏の要望が、本やりとりから読み取れるという。また、NewJeansのメンバーの一人であるMINJIは、ミン自身がSource Musicの練習生からスカウトしたという。そして、HYBEがLE SSERAFIMをSource Musicからデビューさせたことによって、NewJeansが脇に追いやられ、内部問題が発生したと明かした。
ちなみに、NewJeansのデビュー直後、2022年の米ビルボードのインタビューでミン氏はSource Musicを辞職したことについて、「さまざまな課題があっただろう」と当時振り返り、独立したレーベルを作ることに集中し、ADORを立ち上げたと述べている。このインタビューで、「ADORは、自主性を保証してスタートしたレーベルなので、HYBEのマネジメントとは何の関係もありません。」とも語っている。同インタビューには、Source Musicのもとでのミンジの練習生時代に関する質問もあったが、記事掲載時までに回答されることはなかった。
4月25日に行われた会見で、ミン氏はHYBEとの契約条件が不当だったことも主張。詳細は明らかにされなかったが、幹部チームと複数誤解があると指摘し、HYBEがミン氏に対して金銭的な借りがあるとも明かした。さらに、ミン氏はNewJeansメンバーの母親とのテキスト・メッセージも公開し、メンバーのHANNIとHAERINが応援してくれていることにも触れた。
またミン氏は、BTSが自分のアイデアをコピーしたというネット上の噂を否定。自身がHYBEで正式に働き始めた直後にGFRIENDが突如解散したことに関して、無関係であることも説明した。またILLITについて、メンバーは無実だが「罪を犯したのは大人たちだ」と発言。コンセプトからファッションのコラボレーションまで、「NewJeansと築き上げた手法を全てコピーした」と述べた。