テイラー・スウィフト、ニューAL全曲の解説をAmazon Musicで公開

 現地時間2024年4月22日、テイラー・スウィフトの全31曲からなる膨大なニュー・アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(TTPD)の収録曲の歌詞について、テイラー本人がトラックごとに解説するというアルバム体験をAmazon Musicが開始した。テイラーのフル・コメンタリー付きでアルバムを聴くには、「アレクサ、私はザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメントのメンバーです」と言うか、Amazon Musicアプリでも提供されている。

 ポスト・マローンをフィーチャーした1stシングル「Fortnight」について、テイラーは、「“Fortnight”は、このアルバムに張り巡らされている共通のテーマを多く示す曲です。その一つは運命論で、憧れ、恋しさ、失われた夢などです。生や死についてとてもドラマチックなセリフがたくさんあるという点で、このアルバムはとても運命論的なアルバムだと思っています。“愛してる、それが私の人生をダメにしている”。これらはとても大げさでドラマチックな台詞です。そういうアルバムなのです」とコメントしている。

 ファンが注目しているもう一つの楽曲「Clara Bow」についてテイラーは、エンターテイメント業界での自身の経験と、女性アーティスト同士を対立させようとする傾向からインスピレーションを得たと語っている。彼女は、「“Clara Bow”は、私が長い間身を置いてきた業界で見てきたことについての解説として書いた曲です。私は小さい頃、レコード会社と契約しようとしていました。そして彼らは、“君は(誰それを)思い起こさせる”と言って、アーティストの名前を挙げ、“でも君はこうで、こういった面でもああいった面でも(そのアーティストより)非常に優れている”と、彼女を中傷するようなことを言うんです。そうやって私たちは女性たちに自分自身を見るよう教えているんです、“自分より先に偉大なことを成し遂げた女性の、新しい後釜になれるかもしれない”と」と説明している。

 フローレンス・アンド・ザ・マシーンのフローレンス・ウェルチとのコラボ曲「Florida!!!」は、実録犯罪にインスパイアされたという。テイラーは、「私はいつも(犯罪ドキュメンタリー番組)“デイトラインNBC”を見ているんです。(番組で取り上げられる人々は)さまざまな犯罪を犯します。彼らはすぐに街を飛び出してどこに行く?フロリダに行くんです。彼らは自分自身を再創造し、新しいアイデンティティを持ち、溶け込もうとします。失恋を経験すると、“新しい名前が欲しい。新しい人生が欲しい。自分が何を経験してきたかとか、自分のこと自体知られていたくない”と思ったりします。それが出発点でした。自分を変え、溶け込むためにどこに行く?フロリダ!」と解説している。

 テイラーの11thスタジオ・アルバムは、4月19日の発売初日に全米で140万枚売り上げた。Amazon Musicではリリース初日に最も再生されたアルバムとなった。

 テイラーが語った他の解説には、「My Boy Only Breaks His Favorite Toys」の由来がある。子どものおもちゃという観点から編まれた比喩だと彼女は言う。「壊されて、もう一緒に遊びたくなくなるまで、誰かのお気に入りのおもちゃであること。私たちの多くの恋愛関係がそうであるように、最初のうちは相手からとても大切にされていたのに、突然壊されたり、相手の中で価値を下げられたりします。私たちは、“違うの、違うの。彼らが最初に私を見たときを見ていたらよかったのに。彼らは(最初のその感じに)戻ってくる。彼らはそれに戻ってくるから”という(心理に)まだしがみついているんです」と彼女は述べている。