撮影/写真映像部・上田泰世

アライシップが励みに

ち:私たちも親世代を理解したい。だから私と同世代の子たちにも、年上の世代をきちんとリスペクトしてほしいと思っています。年上の世代と話す機会がなかったら、話し合う機会を持ってほしい。違う世代の思考を受け止め、知って、間違っていることがあったら、きちんと話して理解してもらう。どうしたらお互いのハッピーにつながるか、そして愛とは何か、話し合ってもらいたいです。2024年バージョンで! でも私、そんなにがんばって「LGBT」を知らなくてもいいと思っています。愛があれば! リナさんがさっき言ってた……。

リ:「愛は愛」ね! その一歩があるかないかで違います。LGBTを知らないから躊躇(ちゅうちょ)するのではなく、そこに愛があって、サポートが必要なときに「よし。みんなでレインボープライドに行こう!」と言ってくれるだけで嬉しい。手を差し伸べてくれるだけで違います。私の母も昨年参加して、アライシップ(理解者として積極的に支援)してくれて、とても嬉しく励みになりました。

──私のような年代(50代)も参加していいのでしょうか? おばさんが何しに来てるんだと引かれてしまうような……。

ち:大丈夫ですよ! もちろんです。いるだけでも違いますよ! 超嬉しいです。ぜひ参加してください。

リ:レインボープライドに、ストレートなおばさんたちがいることで「サポーターがいる」「あ、(LGBTへの理解が)広がっている」と、とても嬉しいです。

──そう言っていただけると安心します。本日はありがとうございました。

(編集部・工藤早春)

AERA 2024年4月22日号

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