現地時間2024年3月19日に【ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム】の星を手に入れたドクター・ドレーが、その日の夜に米TV番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演し、自身のレガシーや今後のプロジェクトについて語った。
30年ぶりに深夜番組に出演したドレーが、「一つ行っておくよ。エミネムは今年リリースされる自分のアルバムに取り組んでいる」と明かすとスタジオの観客から歓声が上がり、「実際彼と話して、この番組で発表してもいいと言ってくれたんだ。ということで、彼はアルバムをリリースするし、僕が関わっている楽曲もあるし、すごくいいよ。実は明日、初めてアルバム全曲を聴く予定なんだ」と彼は述べた。
スリム・シェイディのタイトル未定の12thスタジオ・アルバムは、2020年の『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』に続くものとなる。このアルバムは、同年1月にサプライズ・リリースされ、エド・シーラン、故ジュース・ワールド、Qティップ、アンダーソン・パークなどがゲスト参加した。
人前にあまり出ないエミネムに関する追加情報はこれ以上提供しなかったドレーだが、自身ですら彼が何を用意しているのかをいつもは知らないと話した。それはエミネムが、「自分の音楽を胸にしまっているから、すべてを聴いたことはない」と彼は述べ、「僕がやったものですら完全な形で全部聴いたことがない。でもこれから聴くし、彼は今年アルバムを出す」と明言した。ドレーは、自分の音楽に関しては常に非常に“現場主義”だとしながらも、「自分がやったものでミックスしなければならないのもあるけれど、アルバムの全貌を聴く機会をもらえる」と語った。
このインタビューでドレーはほかにも、【ウォーク・オブ・フェーム】の星を獲得した栄誉について語ったり、キンメルからの質問の流れで実はドリー・パートンが大好きで「Jolene」がお気に入りの曲の一つであることを明かしつつ、彼女を含めどんなジャンルのアーティストと仕事をしてもいいとは思っているものの、やはりヒップホップがいいと語った。彼は、「間違いなく(ドリーと仕事をしても)いいですが、ヒップホップを愛しているんだよね」と述べている。