門脇麦
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 14日放送の「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ・午後7時~)は2時間SPで「ダレダレ? コスプレショー」「ゴチになります! 25」の2本立てだ。「ゴチ25」第5戦のゲストは、亀梨和也とゴチ初登場の門脇麦。ゲストのひとり門脇麦はリアル自腹な番組に「2日前くらいから頭がグルグル……」と不安を隠しきれない。女優として進化し続ける門脇麦の魅力とは? 過去の記事を振り返る。(「AERA dot.」2023年3月17日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 3月15日に最終回を迎えたドラマ「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)で主演を務めた女優・門脇麦(30)。本作は門脇が演じる市役所に勤める元天才バイオリニストの主人公と、世界的マエストロが、お荷物楽団「児玉交響楽団」を再生に導く音楽ドラマ。意外にも門脇にとっては民放ゴールデン・プライム帯初主演となったが、とくに若者の間で話題になった。

「元天才バイオリニストの役なので練習が大変だったようです。門脇さんは、バイオリンに熱中しすぎたせいで家族につらい思いをさせたと感じ、音楽の世界から身を引いていた市役所職員を演じました。主人公は音楽にふたたび触れることで、その罪悪感から解き放たれていくのですが、その様子を繊細かつ愛らしく表現しています。感情のままに泣いたり、笑ったりする姿は門脇さんの新境地ともいえるでしょう。地味な普通の女性を演じたので、視聴者は新鮮に感じたようでSNSでも高評価を得ています。今までにあまりない、チャーミングなヒロイン像がうまくハマっているのは、門脇さんの高い演技力のたまものでしょう」(民放ドラマ制作スタッフ)

 門脇といえば、デビュー当初から清純派な見た目とは裏腹な激しい演技で、過激な役柄にも挑んできた。映画「愛の渦」(2014年)では地味で性欲の強い女子大生を、ドラマ「探偵の探偵」(15年・フジテレビ系)ではDV被害者とパーソナリティ障害者を演じきった。「ミステリと言う勿れ」(22年・フジテレビ系)、「親愛なる僕へ殺意をこめて」(22年・フジテレビ系)ではともに、凄絶な過去を持つ女性を怪演。見るものを引き込む表現力は評判となり、「神演技」「憑依型」などと称賛された。

 業界の評価は先輩の人気女優とひけをとらない、と語るのは週刊誌の芸能担当記者だ。

「彼女は同性からの支持が高いのですが、これは事務所のごり押しなどではなく、女優としての実力がきちんと評価されている証しでしょう。業界内での評価も高く、主演も張れるし、脇でも良い味が出せる。どんな役にも対応ができて映画もドラマもこなせる演技派という点では、満島ひかりさんや二階堂ふみさんと同じような評価をされています。以前、年下俳優との熱愛が報じられた際、事務所サイドは『プライベートは本人に任せております』というコメントを出していましたが、本人も事務所も、彼氏ができても人気が落ちないという自信があったのでしょう」

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「いつやめてもいいと思っている」