2月に発売された新刊『転んで起きて ――毒親 夫婦 お金 仕事 夢 の答え』(徳間書店)では、ゆかさんといわゆる“毒親”との関係性が、赤裸々につづられている。
現在進行形で親子関係に悩む人にも伝えたい、ゆかさん流の人生サバイブ術とは?
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論破されていた子ども時代
――親子関係が原因でついてしまった、よくない“考え方の癖”はありますか?
ゆか(以下はゆ):一番は、「思ったことをそのまま言わない」癖ですね。子どもの頃から、思ったことを親や親族に伝えても、その思いが通ったためしがあまりなくて。
6~7歳の頃から、母親と親族間での金銭トラブルに巻き込まれていたのですが、子どもの私の思いはシンプルに、「みんな仲良くしてほしい」「お互いの悪口を言わないで欲しい」ということでした。
当時は大人たちの事情もそこまでわからなかったので、単純に悲しくて。
でも、その気持ちをそのまま伝えると、「何もわかってないから、お前はそう思うんだ」と、結果的に論破されてしまう。なので、自分の思いをそのまま口にすると損することの方が多い、と感じるようになりました。
そして、大人になっても、「こういう言い方をすると、やりとりが円滑になるな」とか、「相手が喜ぶだろうな」ということを先に考えて、物言いをするようになってしまっていました。
でも、二十代でひろゆきくんと出会って、その癖がけっこう改善されたと思っています。