同志社大の喜劇研はさらば青春の光・東ブクロ、メイプル超合金・カズレーザーが学生時代に所属し、サークル内でコンビを組んでいたことでも知られている。同サークルは以前から、前出の早稲田寄席研と年2回の合同ライブを行っており、交流があった。その縁もあり、喜劇研がNOROSHIに出場したことで、学生お笑いはいっそう活気づいたという。

 また、OBOG芸人がプロの世界で活躍することで、サークルの現役学生芸人たちが活性化することも。

「私が現役学生のころ、ナショグルの先輩である真空ジェシカのガクさんやさすらいラビーの宇野慎太郎さんは、文化祭のステージをいつも見に来て、気さくに話しかけてくださっていました。今回、M-1でガクさんが決勝に進出したことで、ナショグルの学生もとても喜んで、がんばろうという気持ちになっていると思います」

 ふたつぎさんが挙げる、大学お笑いサークル出身で今後プロとして活躍が期待されるお笑い芸人は次のとおり(カッコ内は出身大学)。ママタルト(明治大/神戸大)、ゼンモンキー(ネタ作成者が早稲田大)、テキセツの街(日本大/日本大)、シノブ(早稲田大/日本大)、ゴヤ(早稲田大/早稲田大)、ビデボーイズ(法政大/法政大)など。

 お笑い界を席巻しそうな大学お笑いサークルに、今後も注目したい。

(白石圭)