夢を掴みかけた人が見る景色
たきうえ 「THE MANZAI」の敗者復活で名前が呼ばれてスタジオに行く時に、マネジャーとちゅうえいと3人で喜んだ景色が、今のところ、死ぬ前に浮かぶ景色かな。
ちゅうえい 僕も一緒です。あともうひとつ、「THE MANZAI」の決勝に行った直後の年始にデパートの野外ステージでの営業の仕事があったんです。そこに、これまでとはけた違い数のお客さんが来てくれて、会場から数百メートル先の歩道橋までびっしり人が見えた。「これがお笑いで夢を掴みかけた人が見る景色なのか」と思いましたね。
──たとえば3年後、どんな芸人になっていたいだろうか。
ちゅうえい ずっと単独ライブはやり続けたい。お笑いを続けている限り、単独ライブという場所は存在してほしいと思っています。
たきうえ 賞レースのチャンピオンになって、流れ星☆の全国ツアーの規模が大きくなって、しかも満員御礼にしたいですね。
ちゅうえい 俺自身の目標は、お笑い芸人というより、「アンパンマン」や「ドラえもん」のように「ちゅうえい」っていうキャラクターとして認知されるようになりたいんですよね。
たきうえ 僕はマンションを2棟ぐらいは増やしておきたい。
ちゅうえい 俺はキャラクターになりたいけど、たきうえは和製トランプになりたいってことでしょ。
たきうえ そうだね。地元の岐阜・長良川近くにたきうえタワーを建てたいね(笑)。
ちゅうえい 一夜城ね。
(構成 ライター・小松香里)