こんな調子で、来季からも私は大谷翔平を見つめ続けていくことだけは変わりません。何なら一度、現地で試合を観戦したいと毎年のように思っています。アメリカの地理はさっぱりですが、ロサンゼルスならばどうにか辿り着けそうです。
ロサンゼルス空港の北西側には「サンタモニカ」の街があります。桜田淳子ファンとしては、長年「来て来て来て来て」とお誘い頂いていたサンタモニカにも寄らない理由はありません。
サンタモニカから北東に進むと「ビバリー・ヒルズ」があり、そのもっと先には「ハリウッド」まであります。いけ好かない青春白書の若者たちを脅かした後、ハリウッド大通りの劇場前にあるYOSHIKIさんの華奢な手形に、自分の巨大な手のひらを合わせてみるのも一興でしょう。
ハリウッドから少し南東へ下ると、かつてドナ・サマーが歌ったことでも有名な「マッカーサー・パーク」があります。ドナの「マッカーサー・パーク」は、全米1位に輝いた1970年代ディスコサウンドの金字塔のひとつです。園内の池付近を歩きながら、曲の一節にある「誰かが置いていったケーキが雨に濡れている/悪いけど私は食べない/だって焼くのに時間がかかっただろうし/ましてやそのレシピは二度と手に入らないでしょうし……」という、文学的に捉えても意味難解過ぎる歌詞を、是非とも時間の許す限り噛み締めたいものです。
マッカーサー・パークからさらに南東方面へまっすぐ進むと「ダウンタウンエリア」に出ます。ちょっと危険なにおいとともに非常に魅力的な出来事が待っていそうな気もしますが、厄介なトラブルに巻き込まれないためにも、ここはさっさと北東に進路を変え、「リトルトーキョー」を目指しましょう。