各地でも本格的な梅雨に突入し、晴れていても傘が手放せない季節。雨の日はできればおうちでゆっくりしたいけど、約束がある場合はそうも行きません。でも、雨の日の訪問マナー知っていますか? マナーを知らないと、気づかずに失礼なことしちゃっているかもしれません。雨の日の訪問時、あなたならどうしていますか?

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ポイント1.傘は傘立てにがキホン!って勘違いしてない?

意外と間違えがちなのが、傘の置き場。傘は傘立てに、とばかりに濡れた傘をそのまま玄関の傘立てに入れてしまったりしていませんか? 実は、濡れた傘は玄関内に持ち込まないのがマナー。水気を切り、畳んだあとに、外に傘立てがあればそこに、ない場合には、邪魔にならない場所に立てかけましょう。マンションの内廊下など、戸外に置いておけない場合は、家の人に一声かけて置き場を訪ねるといいかも。
ただし、ビジネスシーンでは、入口に傘立てや傘袋を用意してくれている場合は、遠慮せずに使わせていただきましょう。

ポイント2.靴下やストッキングがビショビショ、スリッパ履いてもいい?

次に玄関でのマナー。最近はファッショナブルなレインシューズもたくさん売られていて足元は万全! と思ってしまいがちだけど、短めのレインブーツやパンプス型のレインシューズでは、ストッキングや靴下に泥はねが。訪問前に、替えの靴下を用意しておくのがベストだけど、急な雨などで用意がない場合は、家にあがる前にハンカチなどで必ず水滴を拭き取って。拭いたあとであれば、多少靴下が湿っていても、出されたスリッパを履いてもOK。さりげない仕草だけど、それだけで訪問先の方の気持ちも爽やかに。濡れたまま、何もせずにスリッパを履くのだけは避けましょうね。濡れたバッグや上着もあわせて軽く拭いておきましょう。

ポイント3.レインコート、どこで脱ぐのがマナーなの?

雨がひどいときは、正式な訪問であっても、レインコートは着ても構わないとされています。でも脱ぐ場所や、脱いだあとどうすればいいのか、迷いますよね。基本的には、水滴を屋内に持ち込まない、というのは傘と同じ。玄関に入る前にコートを脱ぎ、水気を外で払ったら、内側を外に向けて小さく畳んでバッグにしまいましょう。訪問先から「預かります」と言われた場合は、それに従って。

親しきなかにも礼儀あり! マナーの基本を心得よう

改まった席や、ビジネスの場ではできているのに、プライベートでは意外と怠ってしまいがちな訪問マナー。雨の日は訪問先が気を使ってくれることも多いけれど、本来自分がすべきことを理解していれば、お互い気持ちよく、お付き合いができるというもの。雨の日の訪問の機会があったら、実践してみてください。