ブルースクリーンは危険な兆候
ブルースクリーンは危険な兆候
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 総務省の「平成25年通信利用動向調査」によると、パソコンの世帯保有率は8割を超えている。パソコンを持っていないという人に出会うことの方が難しいほどの高さだ。だが、保有率とパソコンに関する知識の高さが比例するとは限らない。

「ブルースクリーン」と聞いて、何のことか分かるだろうか? 簡単に説明すると、パソコンを起動するとき、あるいは起動後に画面全体がまっ青になり、白い文字でエラーコードが表示される現象だ。

 ブルースクリーンが表示された後、普通にパソコンが使えてしまうことも多い。そのため、ブルースクリーンを放置する人は多く、エラーコードの意味がわからず、対処法もわからないというケースがほとんどだという。だが、ブルースクリーンは、パソコンにとって致命的なエラーが起こっている証拠なのだ。

 そこで今回は、それほどパソコンの知識が高くない人向けに、代表的なブルースクリーンの発生原因、対処法をまとめてみた。

■メモリーに問題があるケース

 ブルースクリーンが現れる原因として、ハードウエア上の問題が挙げられる。中でも多いのが、コンピューター内部の記憶装置であるメモリーに問題がある場合だ。メモリーの問題は、そのものが壊れてしまっている場合と、接触不良や帯電による不良に大別できる。メモリーが壊れてしまっている場合は交換が必要だが、接触不良や帯電の場合はメモリーを挿し直せば直る場合が多い。

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