三森一輝さん(手前)と三森愛理子さん(撮影/小黒冴夏)

妻 三森愛理子[28]ピラティスインストラクター

みもり・あいりす◆1995年石川県生まれ。6歳で柔道を始め、山梨学院大学法学部在学中に全日本学生柔道体重別選手権52キロ級を制覇。2018年から埼玉県警察で柔道選手として活躍し22年に現役引退。23年に退職し、ピラティスインストラクターとして独立

 警察官時代は生活ペースが合わず顔さえ見ない日も多かったけれど、お互い独立してからは、平日に朝ご飯をともにすることができています。時間に追われることなく、向かい合って食事をしながら1日をスタートできることが、とても幸せです。

 夫に対しては、寝る前にその日一日の感謝を伝えるようにしています。玄関の鍵を閉めてくれてありがとう、お風呂の排水口の髪の毛を捨ててくれてありがとう、などという、とても些細なことです。言うほうも言われたほうも幸せな気持ちになれるのはもちろん、夫も同じように返さなければならなくなるので、感謝してほしいことに気づいてもらいたい時にも便利です!

 彼は母親と姉、妹にもまれながら育ったせいか、女性が細かいことやうるさいことを言ってきても、受け流して忘れるのが上手。おかげで、交際中からけんかをした記憶がまったくありません。これからもお互いの人生を充実させて、応援し合いながら過ごしていこうね。

(構成・森田悦子)

AERA 2023年10月9日号

暮らしとモノ班 for promotion
老後に「友達」って本当に必要? 改めて「人とのつながり」について考えたい時に読む本