DENON/AH-C710
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JVC/HA-FX850
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 陽気な季節、音楽を聞きながら散歩すると気持ちいい。最近のイヤホンはとても性能がいいので、あなたもぜひ、音楽を聞きながら散歩してみてはいかがだろか。

 ということで、型落ちグランプリ第3弾はカナルタイプ(耳の穴にねじ込んで装着)のイヤホン・ヘッドホンを特集する。今回もアサヒパソコン編集部が独断と偏見でランキングした、いい音しか残れない「イヤホン・ヘッドホン型落ちグランプリ」を開催する。さて、コスパナンバーワンはどのメーカーのどの機種に!?

■低価格狙いならコレ!(5位・4位)

☆第5位
世界に57人しかいない「ゴールデンイヤー」が開発したヘッドホン
PHILIPS/SHE9710
2013年9月発売時 3980円→実勢価格1890円(52%ダウン)

 音には定評があるフィリップス製で、“ターボバス孔”による空気の流れで深みのある低音を再現する。しかも、高音域もしっかり伸びるスグレモノだ。1万円クラスのものと比べると見劣りがするが、2千円以下でこのクオリティーならコスパは高い。小さなプレーヤーならすっぽりと入る持ち運び用のポーチも同梱されているのもグッド。遮音性が高いのでスマホにサクッと差し込んで通勤通学にいかがだろう。付属品のイヤホンの買い替えにも最適の一品だ。

☆第4位
重低音に特化したベースブースター搭載イヤホン
SONY/MDR-XB50
2014年2月発売時 4700円→実勢価格3000円(36%ダウン)

 低価格でも重低音がズンズン響く上、切れのある臨場感も味わえる。高音域もバランスよく聞けるのは、さすがソニーと言ったところ。ボーカルの歌声も埋もれることなくクリアに再生され、音漏れの心配もない。こちらもうれしい専用ポーチ付き。iPodとの相性が良いのでウオーキングやジョギングで使ってみてはいかがだろう。

■高級品からコードレスまで用途で選ぼう!(3位~1位)

☆第3位
ハイブリッド防振ハウジング採用の本格派インナーヘッドホン
JVC/HA-FX850
2014年2月発売時 3万9800円→実勢価格2万5000円(37%ダウン)

 値段を見ると「高いっ!」となるが、低音域から高音域まで密度の高い音が聞け、オーディオルームのような臨場感を得られることを考えるとコスパ率はハンパない。本体のみで13グラムと少々重いのがやや難点だが、ナチュラルな音質には代えがたいだろう。家でも外でも“いい音に埋もれたい”という人にオススメの一品だ。

☆第2位
デジタルノイズキャンセリング搭載のコードレスイヤホン
SONY/MDR-NWBT20N
2013年10月発売時 8650円→実勢価格6650円(23%ダウン)

 Bluetooth搭載機器と接続ができるコードレスタイプ。いちいちプレーヤーやスマホをカバンから取り出さなくてよいので便利だ。本体が小さいのでケーブルの取り回しにも困らない。ノイズキャンセリング(NC)を使えばコードのタッチノイズ以外は聞こえないので、長時間使用する新幹線での移動などにぴったりだ。NCのホールドが手元で行えるので、耳栓代わりに使うのもアリかも。

☆第1位
メタルと樹脂のハイブリッドハウジング採用のインナーヘッドホン
DENON/AH-C710
2009年8月発売時 1万4800円→実勢価格7000円(52%ダウン)

 クラシックマニアに定評のあるオーディオの老舗DENON製のミドルクラスヘッドホン。低音から高音まで伸びのあるクリアな音が楽しめる。半額になっている上、発売からだいぶ経っているので売り切れる可能性が高く、見つけたら即買いだろう。ヘッドホンにピッタリの巻き取り式のケースが付いているのもポイントが高い。アナログレコードからスマホまで幅広く使える。

 半額以下で買える可能性もあるので、この機会にぜひ、いい音に出会っていただきたい。イヤホンなだけに、読者にとって“耳寄り”な情報となればうれしいのだが。

※実勢価格は、比較サイトや量販店の店頭価格を参照し、一般的に入手できる値段(底値ではなく大勢の店舗がつけている価格)に設定している。

(ライター・中森勇人)

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