4月1日のエープリルフールに「Amazon」がBMWの新車販売を発表した。またまたご冗談を!と思いつつサイトを見ると、なんと本気らしい。ここに至るまでに同社は、2009年10月にカー用品のストアをオープンし、2014年6月には中古車販売を開始しているのだ。
今回、販売を開始したのは「BMW i3」というタイプで、同社では初めての電気自動車となる。気になる価格は527万円から。
そして、「Amazon」の野望はさらに続く。アメリカの4大都市圏限定でテストオープンしていた「Amazon Home Services」が41州で本格始動したというのだ。サービスの守備範囲は広く、家の掃除やパソコン・スマートフォンの修理、音楽やヨガのレッスンから、ヤギの放牧まで、なんと700種類ものメニューが用意されている。
作業結果の満足度についても同社が保証し、ユーザーレビューも通常通り。普段の買い物のようにカゴに入れればサービスの発注ができるのだという。書籍から始まり、パソコンや家電、自動車、そしてホームサービスまで、すべて「Amazon」で事足りる時代になるのだろうか。
■日本もホームサービス時代に突入、異業種からの参入も
国内でもホームサービスの波が押し寄せている。単身赴任者や高齢者世帯、共働き世帯の増加を受けて、“家事代行サービス”を行う業者が増えつつあるのだ。そして、ビジネスチャンスととらえる異業種からの参入が後を絶たない。