──さて、今年から斎藤佑樹さんがキャスターとして加わります。

古田 甲子園に出ること、甲子園で勝つこと、甲子園で優勝すること。メディアから注目されること。彼にしか分からないことがいっぱいありますし、球児たちに共感しながら本音を引き出す取材をしてくれるのではないかと思います。ホント、楽しみですよ。

ヒロド 斎藤さんしか知らない夏の景色を、私自身も番組の中で斎藤さんに聞いてみようと思います。

古田 僕はプロ入り後に初めて甲子園でプレーしたんですけど、スタンドがデカくて、銀傘があって、大きなバックスクリーンがあって。とにかく絵になる球場というか。僕は高校時代、甲子園とはまったく無縁の球児でしたが、それでもやっぱり憧れの場所ですよね。

ヒロド 古田さん、走り回ったんですよね。

古田 そうそう(笑)。ヤクルトの1年目にね。もううれしくてね。外野の芝生がピッカピカで。「うわあ、これが甲子園や!」と(笑)。

──最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。

古田 出場するチームは各都道府県の代表として、地域のいろんな思いを背負って甲子園にやってくる。そして選手はこの一戦に懸けるアルプススタンドの思いを感じながらプレーする。そうした夏ならではの熱量を伝えるのが私たちの仕事だと思いますし、熱闘甲子園の意義だと思います。

ヒロド 今年、やっと声出し応援が解禁になるので、甲子園にどんな一体感が生まれるのか。2020年にコロナで悔しい思いをした球児の皆さんがつないできたものを頭に入れながら、キャスターを務めたいと思います。私にとっては夏こそが一年のスタート。ここを起点にその後の成長を継続取材で追いかけていくことになるので、まずは選手がどんな思いを持ってグラウンドに立ったのか。そこをしっかり取材して皆さんにお伝えしたいと思っています。

古田 大会が始まると必ず「こんなエエ選手おるがな!」ということがあるんですよ。そういう選手を見過ごさないように頑張ります!

(取材・文=市瀬英俊)

熱闘甲子園

(ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット)は8月6日(日)スタート。決勝まで連日放送(雨天等で全試合中止時は放送休止)。月曜〜金曜よる11時10分〜11時40分/土曜、日曜よる11時00分〜11時30分(変更の場合あり)

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