ミナ:私はすごく疲れた日は、帰宅して自分に対して「今日もよく頑張った」と労うんですが、「私のままでいいの」という歌詞が自分を励ましてくれているように聞こえました。

サナ:ほかにも、私のパートにある「楽しいだけの日々なら 傷負う 心に 気付けず 誰も救えなかった」という歌詞にもとても共感しました。経験しない方がメンタル面で健康でいられることはたくさんありますが、当初はしんどくても、時間が過ぎれば誰かのためになる言葉をかけてあげられるかもしれない。ネガティブなことも自分次第で良い経験に変えることができるんだと感じました。

――7月26日にJAPAN 1st MINI ALBUM「Masterpiece」をリリースする。同作には3人それぞれが初めて日本語で作詞に関わった楽曲も収録されている。

■「沼!」と言われて

モモ:私が作詞した「Funny Valentine」は、デモ音源に“バレンタイン”というワードが入っていて、聞きこむうちに自分なりのイメージが膨らんできました。初の日本語詞ということもあり、大人っぽいストレートな歌詞を書きました。

ミナ:モモちゃんはステージ上でのパフォーマンスがすごく力強くて情熱的。その部分が歌詞にも表れていると感じました。

モモ:3人でパフォーマンスすることを想像してこの曲を選んだところもあったので、かっこいいパフォーマンスができる曲になったと思います。

サナ:私は「Rewind you」のデモを聞いて、歌詞を書きたいなと思いました。書き始めたのは、山奥での撮影の合間の車内での待機時間。その時ちょうど雨が降っていたので、雨をテーマに書こうと思ったんです。TWICEではここまでダークな曲はないので、MISAMOだからこその雰囲気を最大限に活かすように書きました。

ミナ:私が作詞した「It’s not easy for you」は、最初聞いた時に感じたダークなイメージを壊さないよう、重いぐらいの歌詞を書こうと思いました。インスピレーションになったのは、ファンの方たちがTWICEのことを「沼! マジ抜け出せない」と言ってくださること(笑)。より引きずり込むような世界観を目指しました。一生その沼から抜け出さないでほしい(笑)。

サナ:「沼!」って言われると楽しいよね(笑)。ダークな曲の雰囲気や歌詞で「ミナちゃんらしいな」と思っていたのですが、今初めてそういう背景があったと知って、よりこの曲を楽しめる気がしています。

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