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
世界最大級のIT・モバイル関連展示会「モバイルワールドコングレス(以下、MWC)」が3月2日から3日間、スペインのバルセロナで開催された。ここで紹介された新製品や技術の特徴についてまとめてみた。
●Huawei、LG…スマートウオッチが競演。実用性とデザインは?
中国に本社を構えるHuawei(華為技術)のブースでは、スマートウオッチ「Huawei Watch」が展示された。サファイア・クリスタルレンズとステンレスフレームでできた金の腕時計は、確かに高級感があるが、厚みも相当あって少し"ごつい"印象だ。
また、充電には専用のクレードルが必要となるので、腕時計のような軽快さはない。
一方、韓国のLGは、円盤形のスマートウオッチ「LG Watch Urbane LTE」を出展した。時計本体にLTEの通信機能を備えているため、スマートフォンと連携せずに通話ができる。ディスプレーの大きさは1.3インチで、メニュー画面ではアイコンが円形に配置され、操作性に工夫がこらされている。ほかにも、ソニーの「Smart Watch 3」やASUSの「Zen Watch」といったスマートウオッチが出展され、健康管理といった機能性をアピールしていた。
今年は「Apple Watch」の発売が予定されるなど「スマートウオッチ元年」といわれている。しかし、デザイン面では、高級腕時計に及ばず、機能面もスマートフォンの付属品の域から出ていないというのが、正直なところだ。
そんななか、ウェアラブル端末の実用性を示す可能性がある製品がある。BIGLOBEの「cocolis(ここりす)」だ。この製品は、首にぶら下げて使うこともできるし、腕時計のように使うこともできる。子どもに携帯させれば、電話やメールだけではなく、GPS機能で子どもの居場所もわかるのだ。目新しい機能や技術があるとはいえないが、「おまもり代わり」として使える点がユニークだ。
●ビジネスチャンスが広がるMWC
MWCの特徴は、参加者が具体的な製品やアイデアを持ち寄って。それを披露して、具体的なビジネスに発展することだ。このため、新製品だけではなく、すでに発売している主要な製品やサービスも展示され、企業同士の商談も行われている。
また、参加企業も多彩だ。モバイル関連の通信社やメーカーはもちろん、セキュリティーソフトやアプリの開発会社、そして自動車メーカーなども出展している。
アクセスの解析とコンサルティングを行うUNCOVER TRUTHの石川敬三代表取締役は、胸を躍らしていた。
「各社の引き合いはたくさんあります。実際、その場で欧州や中東の企業から発注を頂きました。出展費用を上回る受注も期待できそうです」(石川氏)
こうしたビジネスチャンスの拡大が、MWCの魅力となっている。
(取材・撮影:dot.編集部 北元 均)
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