故プリンス、故郷の米ミネソタ州に名前を冠した高速道路誕生へ
故プリンス、故郷の米ミネソタ州に名前を冠した高速道路誕生へ
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 現地時間2023年5月4日、米ミネソタ州議員による投票の結果、故プリンスにちなんだ高速道路が彼の故郷で命名されることになった。

 上院の投票は55対5と賛成が大多数で、プリンスのペイズリー・パーク博物館とスタジオの前を通る高速道路に名前が付けられることになった。この投票の様子を、プリンスの長姉であるシャロン・ネルソンも見守っていた。この法案は、プリンスの7回忌にあたる先月、下院を全会一致で通過し、現在はティム・ワルツ州知事のもとに送られており、知事は署名する見通しだ。

 ミネアポリス郊外のチャナッセンとイーデンプレーリーにある州道5号線の7マイルに、プリンス・ロジャース・ネルソン記念高速道路を指定する紫の看板がまもなく設置される。プリンスの友人やファンがその費用を負担していると、主唱者であるワコニア在住のジュリア・コールマン共和党上院議員は言う。

 彼女は同僚議員たちに対し、「プリンスは真の天才であり、音楽と文化の境界を決して忘れることのない方法で押し広げた先見性のあるアーティストでした。その影響は彼の後に生まれた無数のミュージシャンの作品に聞くことができ、そのレガシーは今日まで新しい世代のアーティストを刺激し続けています」と述べた。

 プリンスが生前暮らし、レコーディングを行ったペイズリー・パークには、現在世界中から観光客が訪れている。この邸宅は、2016年4月21日にプリンスが57歳のときにフェンタニルの過剰摂取による事故で亡くなった場所でもある。チャナッセンにあるこの65,000平方フィート(約6,000平方メートル)の複合施設は、現在イベント会場やレコーディング・スタジオとしても利用される、彼のエステート(遺産管理団体)によって運営される博物館となっている。

 シャロン・ネルソンは、弟の音楽は永遠に生き続けると述べ、彼の魂が“時々私に忍び寄る”と記者団に語った。そして彼女はファンに対し、ツアーに参加して弟の3,000足の靴の展示を見学するよう呼びかけた。

 高速道路にプリンスの名前をつけるというアイデアは、3年前にプリンスの長年の友人で、ペイズリー・パークの警備員をしているマーク・ウェブスターが提案した。彼は、この投票を祝うためにミネソタ州議会議事堂に集まったファンの一人でもある。彼は、看板を立てるためにファンの都合のいい日をすぐに見つけると語った。

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