外出先でも、自宅のペットの様子が確認できる
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AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット

 家族のようにかわいがっている犬やなどのペット。仕事などで外出し、やむなく自宅で留守番をしてもらっている時も、どうしているのか気になる。そんな人のために、いつでもどこにいても、スマートフォン(スマホ)でペットの様子を確認できるネットワークカメラが登場した。

 NECとNECプラットフォームズは、スマホで遠隔操作して留守宅の様子を確認できるセンサー機能付きネットワークカメラ「Aterm(エーターム)HC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を、2015年2月上旬に発売する。市場想定価格は3万円前後。

 この製品は、温度センサーや赤外線リモコン機能などを搭載したネットワークカメラとWi-Fi設定済みのアクセスポイントとのセットになっている。ユーザーが使用しているWi-Fiルーターの有線LANポートとアクセスポイントを接続すると設置できる。

 カメラを操作するには、専用アプリ(iOS/Androidとも対応、無料)のダウンロードが必要。またアプリのリモコン機能を使ってエアコンの温度調節をしたり、電気をつけたりすることも可能だ。リモコンには、主要メーカーのエアコンやテレビ、照明のリモコン情報が設定されているという。

 カメラの解像度は100万画素で、水平方向に330度、垂直方向に120度まで動かせるため、置き場所によっては、部屋の約90%以上を高画質画像で見渡せるという。照度センサーも装備されており、暗い部屋でも自動的に暗視機能が作動して、様子を確認できるそうだ。

 また、防犯対策を想定した、動くものや音声を検知してスマホに通知する機能も搭載。カメラ本体にmicro SDカードをセットすれば、検知時の動画や静止画の記録が可能になり、それらをスマホに添付ファイルとして送信できる。
 
 カメラを動かす必要がない時や自宅にいる時は、「プライバシーモード」で機能を停止することもできる。停止すると、カメラは下後ろ向きに回転し、映像や音声、リモコン機能が全て止まる。

 このカメラを使えば、ペットの様子が気になって仕事に集中できない、なんて事態も避けられるかもしれない。ただし、かわいいペットの様子をチェックし過ぎて、仕事がおろそかにならないようにご用心。

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