デスクトップパソコンのような拡張性を持たせることができる
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簡単に設置できるLandingZoneシリーズ
簡単に設置できるLandingZoneシリーズ

 スリムでスタイリッシュなMacBook。デザインや写真の編集をするといった場合、とくにデザインだと、作品全体を表示してバランスを見ながら作業すれば効率が良くなるので、なるべく大きなモニターが欲しくなる。MacBookシリーズは、いちばん大きなモニターを備えるMacBook Proでも15.4インチなので若干物足りず、もっと大きな外部モニターに出力して、作業している人も多いのではないだろうか。

 そんな人に便利で効率的なアイテムがある。LandingZone Dockingステーションシリーズだ。これは、アメリカのinfiniwing社が開発した製品で、日本では2014年12月からアーキサイト社が販売している。

 この製品は、USBやLAN端子、ケンジントンロック用のセキュリティスロットも備えたMacBook専用のドッキングステーション。本体のインターフェースを活かしつつ、モニター出力をはじめ、さまざまな端子類を拡張できる。

 製品のタイプは、MacBook Pro用とMacBook Air用とでそれぞれ2種類の計4タイプ。2種類の内訳は、Gigabit Ethernetもあるフル装備の上位製品と、Gigabit Ethernetやオーディオ端子もなく、USB端子の数も絞り込んだ下位製品とで分かれている。いずれも2012年モデル以降の機種のみに対応しているので注意が必要だ。

 MacBook Pro用で上位製品の「LandingZone DOCK」は、USB3.0端子(3つ)と2.0端子(2つ)とを合わせて計5つのUSB端子、HDMI出力端子を搭載。下位製品の「LandingZone DOCK EXPRESS」は、HDMI出力端子はあるものの、USB端子は3.0対応の1つに絞られている。どちらもデュアルディスプレー出力に対応している。

 一方、MacBook Air用で上位製品の「LandingZone 2.0 PRO」は、USB3.0端子(3つ)、2.0端子(2つ)の計5つのUSB端子を備え、デュアルディスプレー出力にも対応。下位製品の「LandingZone 2.0LITE」は、USB3.0端子(2つ)とMini DisplayPort端子(1つ)を搭載し、デュアルディスプレー出力には非対応となっている。

各製品の型番と価格は以下の通り(Amazon・6日現在の価格、税込み)。

MacBook Air用
・「LandingZone 2.0LITE」
LZ003(11インチモデル用) / LZ004(13インチモデル用):5979円
・「LandingZone 2.0PRO」
LZ005A(11インチモデル用) / LZ006A(13インチモデル用):1万9646円

MacBook Pro用
・「LandingZone DOCK EXPRESS」
LZ011(13インチモデル用) / LZ012(15インチモデル用):1万799円
・「LandingZone DOCK」
LZ007A(13インチモデル用) / LZ008A(15インチモデル用):2万3426円

 似たような製品は他にもあるが、ディスプレーの出力ができるものは少ない。ケーブルを抜き差しする時間をお金で買えると思えばその価値は十分にあるのではないだろうか。