


仕事でもプライベートでも、出先で調べ物をしたり、SNSをしたりして、ついつい使い過ぎてしまうスマートフォン(スマホ)。長時間使って電池が残り少なくなった時の心強い味方がモバイルバッテリーだが、これも充電が切れてしまえばどうにもならない。そんなピンチを救うべく、ある機能を搭載したモバイルバッテリーが登場した。
スマホ関連機器や自転車用品、アウトドアグッズなど取り扱うメーカー、ビーズ株式会社(本社・大阪府東大阪市)はこのほど、ソーラーパネルを備えたモバイルバッテリー「ピタッとソーラー充電器」シリーズを発売した。
このシリーズは、バッテリーの容量別に2種類の製品を展開している。容量が2600mAh(スマホの充電約1回分)の「BEC-01RD(レッド)/01SL(シルバー)」は、重さ230グラムで価格は4800円。容量が5000mAh(スマホの充電約2回分)の「BEC-02SL(シルバー)」は重さ250グラムで、価格は5800円(価格はいずれも税別)。アマゾンやアスキーストアなどのオンラインサイトを中心に取り扱われている。
大きさは、縦横11センチ、厚さが1.8センチと、CDケースよりも小さめ。持ち運びしやすいサイズだ。パソコンからでも充電できるMicro-USB対応のUSBケーブルも付属している。
この製品の最大の特徴は、ソーラーパネルを搭載した従来製品と違い、窓などに張り付けられるという点。パネルの周りには、触っても手には付かないが、窓などにはピタッと張れる自己粘着性のアクリルフォーム素材を採用している。天気がよい日に、会社や出先のカフェ、そして移動中の車や電車の窓などに張り付けておけばソーラー充電できるといった具合だ。
窓さえあれば張り付けて使えるが、同社によると、ソーラーのみのフル充電だと20時間以上掛かり、天候によって充電可能容量が左右されてしまうという。
会社や自宅など、電源やパソコンのある場所では、USBケーブルを用いて充電し、晴れた日は、いざという時のために、こまめにソーラー充電するのが賢いやり方だろう。窓にぴったり張り付くのは見ていても面白いし、すっきりとしたおしゃれなデザインなので、他のインテリアにもうまく溶け込みそうだ。話のタネに、チェックしてみてはいかがだろうか。