過去の優秀作品ベスト10や、テーマ別の優秀作品などをチェック出来る(第一生命保険株式会社提供)
過去の優秀作品ベスト10や、テーマ別の優秀作品などをチェック出来る(第一生命保険株式会社提供)
掲載されている川柳は、どれも秀逸だ(第一生命保険株式会社提供)
掲載されている川柳は、どれも秀逸だ(第一生命保険株式会社提供)
クスっと笑えたり、グサッときたりと色々楽しめる(第一生命保険株式会社提供)
クスっと笑えたり、グサッときたりと色々楽しめる(第一生命保険株式会社提供)

 仕事でのちょっとしたイライラや、職場や家庭の悩みなどを、面白おかしく詠んだ「サラリーマン川柳」。1987年から第一生命保険株式会社(本店・東京都千代田区)が開催しているコンクールには、毎年、サラリーマンやOL、主婦、学生といったさまざまな立場の投稿者から、日々の「あるある」シーンなどを五・七・五で軽快に表現した句が多く寄せられる。そんな「サラリーマン川柳」が、同社が提供するスマートフォンアプリ「サラリーマン川柳」(iOS、Androidとも対応、無料)で読めるのをご存じだろうか。

「うちの嫁 後ろ姿は フナッシー(段三っつ)」

 この句は、2013年に行われた第27回コンクールで、全国から寄せられた3万3605句のうち、人気投票で1位に輝いた作品だ。情景がストレートに伝わってくる表現が何ともおかしく、思わず噴き出しそうになってしまう。このアプリでは、第4回~27回における各回の優秀作品ベスト10や、“上司・部下編”、“仕事・一般編”、“夫婦・家庭編”といった、テーマ別の優秀作品などもチェック出来る。

 掲載作品は、どれも秀逸だ。例えば、第27回コンクールの6位に選ばれた、「『イイネ』には 『どうでもイイネ』が 約五割(ほんで?)」。SNS(ソーシャル・ネット・ワーキングサービス)が生活の一部となっている人は、ひざを打ってしまうのではないだろうか。

 テーマ別の優秀作品では、“上司・部下編”の「俺の部下 いつの間にやら 俺が部下(下剋上)」、「おやじギャグ 部長自慢で 部下我慢(陣六)」、“仕事・一般編”の「今日やると 言った自分を 悔やむ五時(今じゃない)」など、思わず「あるある!」とうなずいてしまいそうな作品が並ぶ。

 また、“通勤・アフター5編”の「合コンで 最初に聞かれる 正社員?(ツネパパ、第25回)」や、“夫婦・家庭編”の「うっかりと 嫁に反論 倍返し!(リタイア待機組、第27回)」といった、最近の世相や流行語を反映した作品もあって面白い。

 通勤電車の中や外回りの移動中、休憩中といったすき間時間に、ちょっと目を通してみてはいかがだろうか。“あるある”と共感しているうちに、日々のイライラや焦り、悩みが少し軽くなるかもしれない。

※作品中の( )内は作者名