4機種比較表
4機種比較表
この記事の写真をすべて見る

 米グーグルは10月15日、新スマートフォン「Nexus 6」(モトローラ製)、新タブレット「Nexus 9」(HTC製)など3つの新製品の発表を行った。

「Nexus 6」のアメリカ国内での販売予定価格は、32GBモデルで649ドル(約69400円、10月17日時点)と発表された。これは前機種「Nexus 5」32GBモデルの販売価格が当初44800円だったことを考えると、実に25000円近い値上げとなる。性能上は1300万画素のカメラを搭載して4K動画の撮影が可能になり、有機ELのクアッドHD(2560×1440ピクセル)ディスプレイを搭載するなど、各社のフラッグシップ機にひけを取らない性能となった。

 そこで、最新製品である「Nexus 6」、「iPhone 6 Plus」、「GALAXY NOTE Edge」、「Xperia Z3」の4機種を比較することで、果たして「Nexus 6」の価格が本当に高いのかどうかをみていきたい。この4機種は各メーカーのフラッグシップ機であり、共通するのは「ファブレット」とも呼ばれる、5インチを超える大型のスマートフォンである点だ。

 まず、値段から見ていこう。

 Nexus 6:649ドル(69400円)
 iPhone 6 Plus:86832円(16GBモデル、NTTドコモ)
 GALAXY NOTE Edge:93312円(NTTドコモ)
 Xperia Z3:86832円(NTTドコモ)

 ごらんの通り、「Nexus 6」が依然一番安い。前機種の「Nexus 5」から25000円近く値上がりしたとはいえ、それ以上に他のファブレット機の値段の方が高いというのが現状なのだ。目的は全く違うとはいえ、セレロン(Celeron)系のCPUを積んだWindowsノートPC なら、今や5万円を切る値段で手に入る時代なのに、である。

次のページ