スマートフォン(スマホ)で撮影した画像をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿しようとしたら、余計なものが写ってしまっていた……。よくあることとはいえ、そのまま投稿するわけにもいかず、結局諦めた人も多いのでは? そんな時に、対象だけを切り抜いて保存することができるアプリがあると便利だと思いませんか?
ソフトウエアの開発や販売などを手掛ける株式会社マジックアワー(本社:東京都目黒区)が公開したアプリ「背景透過」は、画像を手でなぞると、自動的に画像の境目を認識して、抜き出したい部分だけを切り出せるアプリ。切り出した部分の外側の画像は白、黒、半透明の3種類の中から選ぶことができる。
また、周辺の同系色を自動的に認識して削除したり、消しすぎてしまったところを復元したりすることも可能で、切り抜いた画像のエッジ部分を滑らかに処理することもできるのだ。
パソコンで処理しようとしても、面倒で、テクニックも必要。そんな高度な画像処理を行えるこのアプリは、AppleのApp Store、GoogleのGoogle Playからそれぞれ無料でダウンロードできる。
本当にスマホのアプリでそんなに簡単にできるのかって? あなどるなかれ、消したくない部分を指定すればアプリが境界を自動で認識してくれるので、細かい指さばきは不要なのだ。できあがった切り抜き画像はLINE cameraなどでスタンプとして使うことも可能だ。これなら、パソコンで写真の編集をあまりやったことがない人でも簡単に使えるのではないだろうか。頻繁に使うようなアプリではないかもしれないが、入れておくと何かと便利かもしれない。