カウンター越しに「ママ」と呼ばれる女性が接客し、お酒を提供するスナック。オジサンたちが夜な夜な入り浸る場所というイメージが一般的ですが、女子にとっても楽しめる場所なんだとか。
今月刊行されたコミックエッセイ『ほろよいスナック女子 今夜もママに乾杯!』では、アラサー女子3人組が実際にスナックを探訪。看板猫がいる店や占いが売りの店、プロの歌手がママを務める店など、一風変わったスナックが紹介されています。
著者の岡本まーこさんは、スナックの魅力を「ママが作り出した小宇宙――おじさん客も私たちもママの腕に抱かれて一緒に酒を楽しむ同志なのだ!!」と語ります。スナック女子のひとりで同書に登場するさっちゃんさんも「いつでも笑顔で迎えてくれるママの存在が、『人生なんとでもなるのよ!』と、背中を叩いてくれている気がする」と大絶賛。スナックはアラサー女子にとってオアシスなのかもしれません。
とはいえ、一見すると正直、入りにくい気も...。常連のお客さんに連れていってもらうことが一番安心ですが、同書では「都市の繁華街は避ける」「1人ではなく2~3人で。ただし大勢はNG」「外に料金システムが掲げてある」など、初心者へのお店選びのポイントを紹介してくれています。
女性にとっても癒され、楽しめるスナック。全日本スナック連盟会長でお笑い芸人の玉袋筋太郎さんは「スナックを知らない人は人生の半分以上を損している」と言いますが、興味がある女性は一度訪れてみてはいかがでしょうか。