『12月7日はなんの日?』我が道をゆく“孤高の音楽詩人”、トム・ウェイツの誕生日
『12月7日はなんの日?』我が道をゆく“孤高の音楽詩人”、トム・ウェイツの誕生日

 12月7日はトム・ウェイツの68歳の誕生日。

 1949年12月7日、米カリフォルニア州ポモーナにて、病院にすべりこんだタクシーの中で生まれたというトム・ウェイツ。1973年に『クロージング・タイム』でデビュー。以降ジャズ、ブルーズを基盤とするサウンドと独特のしゃがれ声で、音楽シーンにおいて唯一無二の存在感を放ってきた。また、俳優としてもその個性と才能が高く評価され、フランシス・フォード・コッポラ作品『アウトサイダー』『ドラキュラ』などを筆頭に数多くの映画に出演。また、音楽ファンの間では、イギー・ポップとのとりとめもない会話を収録したオムニバス映画『コーヒー&シガレッツ』(2003年)もカルト的人気を誇っている。

 90年代には二度のグラミー獲得、2011年にはロックの殿堂入りを果たし、同年リリースの『バッド・アズ・ミー』が自身最高位となる全米ビルボード6位を獲得しているトム・ウェイツ。ここ数年は表舞台から遠ざかっていたが、今年9月にはウィルコのジェフ・トゥイーディーとのタッグでふたたびシーンの注目を集める大御所女性シンガー、メイヴィス・ステイプルズのコンサートにサプライズ出演を果たし、久々に歌声を披露している。