ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」が4週目の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
先週よりもさらにポイントアップした「デスパシート」は、レゲトン調の夏らしいサウンドもヒットの要因で、これから迎える夏本番に、ラジオ・エアプレイやストリーミングなどのポイント上昇が予想される。リミックス版のゲスト、ジャスティン・ビーバーが参加したDJキャレドの新曲「アイム・ザ・ワン」(今週3位)も、レゲエ調の夏らしいナンバーで、こちらも季節的にロングヒットが期待できそうだ。2位にランクインしている、ブルーノ・マーズの「ザッツ・ワット・アイ・ライク」も依然として強い。
TOP10内は、1位から9位まで変動なく、先週10位のカイゴ&セレーナ・ゴメスの「イット・エイント・ミー」が13位にダウンした代わりに、ポスト・マローンの新曲「コングラチュレーションfeat.クエヴォ」が新たにTOP10入りを果たした。
ポスト・マローンは、昨年、デビュー曲「ホワイト・アイバーソン」がソング・チャート最高位14位、R&Bチャート5位を記録しブレイクを果たした、ニューヨーク出身のラッパー。この曲は、昨年12月にリリースしたデビュー・アルバム『ストーニー』からの5曲目のシングルで、ポスト・マローンにとっては、ソング・チャート初のTOP10入りとなる。ゲストで参加しているミーゴスのクエヴォにとっては、3曲目の快挙。
先週の22位から17位へ浮上したのは、チャイルディッシュ・ガンビーノの「レッドボーン」。2016年12月24日付全米アルバム・チャートで、初登場5位にデビューを果たした3rdアルバム『アウェイクン、マイ・ラブ!』からの2ndシングルで、この曲で自身初のTOP20入りを果たした。R&Bチャートでは8位まで上昇している。この曲のヒットを受けて、アルバム『アウェイクン、マイ・ラブ!』も緩やかにチャートを上昇中(今週35位)。アルバムの内容も素晴らしく、2018年の【グラミー賞】にもノミネートされることが予想されている。
今週のアルバム・チャートで初登場1位を獲得した、R&Bシンガー、ブライソン・ティラーの新作『トゥルー・トゥ・セルフ』からは、74位の「サムシン・テルズ・ミー」など計5曲がランクイン。これらのストリーミング・ポイントも含めて、初週のユニットは10万を突破した。ブライソン・ティラーが全米アルバム・チャートで首位を獲得するのは、これが初となる。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、7日22時以降予定となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキー
2位「ザッツ・ワット・アイ・ライク」ブルーノ・マーズ
3位「アイム・ザ・ワン」DJキャレドfeat.ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェイン
4位「ハンブル.」ケンドリック・ラマー
5位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
6位「マスク・オフ」フューチャー
7位「ステイ」ゼッド&アレッシア・カーラ
8位「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」ザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイ
9位「XO TOUR Llif3」リル・ウージー・ヴァート
10位「コングラチュレーションfeat.クエヴォ」ポスト・マローン