シェール、水汚染で非常事態宣言の米ミシガン州フリントに水18万本を寄付
シェール、水汚染で非常事態宣言の米ミシガン州フリントに水18万本を寄付

 グラミー賞シンガーであるシェールが、汚染による飲料水危機に瀕している米ミシガン州フリントの住民に対し、水を寄付すると発表した。シェールがAP通信に送ったステートメントによると、1月18日より18万本以上のボトルが同市に向けて出荷されるという。

 シェールは、「これは驚くほど重大な惨事ですし、私たちの国で起きているなんてショックです」と述べている。

 フリント市の住民10万人には、市当局が経費削減策としてフリント川から取水するようになった2014年以来、安全に飲める水が供給されていない。その上、市が腐敗した水をきちんと処理しなかったため、古い水道管から金属が浸出するようになったのだ。

 同危機により16日、バラク・オバマ大統領は連邦政府の支援を決定する非常事態宣言に署名するに至っている。

 シェールが、友人で飲料水会社“Icelandic Glacial”に投資しているブラッド・ホーウィッツに連絡を取ると、ホーウィッツは同社の幹部たちに連絡し、彼女の寄付を倍にする同意を取り付けたという。181,440本の水は、東ミシガン・フードバンクに20日より到着し始める予定だ。