向こう1週間の関東地方は、週末にかけて寒さが残りそうですが、来週になると徐々に寒さは緩みそう。15日は一部で雨や雪の可能性も。
冬晴れは長く続かず 寒さは週末までも
暦の上では、とっくに春を迎えました(2月4日)が、寒い日が続いています。この先の1週間は、凍えるような寒さはありませんが、週末頃までは気温が平年並みか低めの日が続く予想で、春は、なかなか近づきません。
【関東 天気の特徴…20日(水曜)まで】
天気図の上では、西高東低の冬型の気圧配置の日は長続きしない形になっています。週間天気の図にも、その結果が表れています。15日(金曜)から16日(土曜)と20日にある曇りや雨のマークがそれです。15日から16日にかけては、多くの所は雲が広がりやすくなるくらいですが、関東南部や茨城県の一部では雨や雪の降る可能性があります。また、20日は本州の南を低気圧が進むと予想されていて、関東南部を中心に雨が降るようになるでしょう。
19日(火曜)は、暦の上では雪が雨に変わるようになる頃という意味のある「雨水(うすい)」を迎えますが、20日は雪ではなく雨の所が多くなりそうです。
【関東 気温の特徴…20日(水曜)まで】
現在、関東の空を寒気が覆っています。この時期としては強いレベルです。この寒気、週末頃にかけて居座りそうで、朝は冷え込み、日中もあまり上らず…という日が続きそうです。平年の気温に比べると同じか少しだけ高めですが、暖かさを感じる程ではないでしょう。来週になるとバランスが、これまでより上方に触れるようになる見込みです。朝の冷え込みは続きますが、日中の気温には変化があるでしょう。一気に春の陽気にはなりませんが、着実に上昇傾向を見せて徐々に寒さが緩みそうです。
立春以降の寒さを余寒(よかん)や残寒(ざんかん)といいます。手紙や挨拶文でよく使われる「立春とは名ばかりで、まだまだ冬の寒さが残る今日この頃…」という時候の定番を短縮した表現です。冬の寒さは、ゆっくりですが後に下がりつつ、週が明けると日中の暖かさに春の足音が聞こえだす1週間になりそうです。