今週の札幌は、日中はプラスの気温で氷の表面が解け、朝晩は氷点下で凍結するという日が多く、つるつる路面でこわい思いをした方も多かったかもしれません。特に、地下鉄の出入り口付近や中通りは凹凸に凍結して、人も車も大変滑りやすくなっています。外出する機会が増える年末にかけては、特につるつる路面に注意が必要です。

昨日(15日)の札幌中心部の歩道 撮影:日本気象協会北海道支社 杉山友衣可
昨日(15日)の札幌中心部の歩道 撮影:日本気象協会北海道支社 杉山友衣可
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12月下旬が最多

雪道転倒による救急搬送者数は、12月が最も多く、特に下旬がほか(上旬・中旬)の2倍に急増します。札幌市ではすでに今シーズンに入って、昨日までに362人が雪道で転倒して救急搬送されています。特に高齢者の割合が大きく、転倒した場合には大きなけがにつながりやすいと言えます。中通りやコンビニの駐車場など車の出入りが多い所、バス停や地下鉄の出入り口付近は特につるつるになっています。これから年末にかけて、忘年会やクリスマス、年末の買い物などで外出する機会も多くなります。このようなつるつる路面で転ばないよう、歩行はゆっくり慎重に、時間にゆとりをもって行動すると良さそうです。今夜(16日)から明日(17日)朝にかけても、日中に降った湿った雪が凍って滑りやすくなりそうです。足元には十分ご注意ください。