英国の人気バンド、ブラーが2003年の『シンク・タンク』以来12年ぶりの新作アルバムをリリースすることが明らかになった。ギタリストのグレアム・コクソンを加えたオリジナル・メンバーによる作品としては1999年の『13』以来16年ぶりとなる。
ブラーは1991年にデビュー。その機知に富んだサウンドで、90年代にはブリットポップと呼ばれるムーブメントを牽引。デビュー後、7枚のアルバムをリリースした後、2004年頃には一度活動休止状態に。その後、フロントマンのデーモン・アルバーンがゴリラズなどのプロジェクトで成功を収めるなど、それぞれ音楽活動を継続しつつ、2009年に再結成を果たした。再結成後はライブなどを中心に活動していたが、アルバムを待ち望む声も多かった。
新作は2013年の春、ツアーの合間となった5日間の休日を使って、香港の九龍のスタジオでレコーディングされた音源を元に、2014年末にプロデューサーのスティーブン・ストリートとバンドが集結し完成させたとのこと。タイトルは『ザ・マジック・ウィップ』で、発売日は4月27日となる(日本盤の発売は4月29日)。デジタル配信、CDに加え、2枚組のアナログ盤でのリリースも決定しており、全12曲が収録されるとのことだ(日本盤には、ボーナス・トラックが1曲追加予定)。オリエンタルなムードの漂うアルバム・アートワークも話題になりそうだ。
また、アルバムの発売に先立ち、現在YouTubeにて先行曲「ゴー・アウト」のリリック・ビデオが公開となっている。アルバムが待ちきれないという人も、まずはこちらを是非チェックしてみよう。
◎リリース情報
『ザ・マジック・ウィップ(原題: The Magic Whip)』
2015/04/29 RELEASE
iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/the-magic-whip/id966980339
<トラックリスト>
01. Lonesome Street
02. New World Towers
03. Go Out
04. Ice Cream Man
05. Thought I Was A Spaceman
06. I Broadcast
07. My Terracotta Heart
08. There are Too Many of Us
09. Ghost Ship
10. Phyongyang
11. Ong Ong
12. Mirror Ball
13. Y'All Doomed