今週は、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が勢力を強めるため、関東の暑さもぶり返してきそうです。東京では猛暑と寝苦しい夜が続くので、体力をつけておきましょう。
この記事の写真をすべて見るあすの天気
あす(22日)は、日本の南海上に中心をもつ高気圧に覆われ、台風13号は台湾の南を進むでしょう。本州付近には台風周辺に広がる暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲で大気の状態が不安定になる見込みです。
沖縄は天気が回復し昼前から晴れてきますが、引き続き強風や高波にご注意下さい。九州から関東は大気の状態が不安定です。雲が広がりやすく、所々でにわか雨や雷雨がありそうです。局地的に激しく降りますのでご注意ください。外出には雨具を持つと良さそうです。一方、気圧の谷の影響で、北陸や東北は昼前後から雨で、局地的に激しく降りそうです。北海道は雲に覆われ、日中は雨が降る見込みです。
これまで気温が低かった関東や東北の太平洋側でも気温が上昇するでしょう。予想最高気温は、東京は32度と、一段と蒸し暑くなりそうです。仙台は28度まで上がり、平年並みに戻る予想です。北海道は雨ですが、札幌は25度まで上がるでしょう。北陸や東海から九州は32度前後の所が多く、非常に蒸し暑い見込みです。沖縄は34度で、残暑が厳しいでしょう。
あさって以降の週間天気
あさって23日(水曜日)以降は、太平洋高気圧が勢力を強めてくるでしょう。これまではオホーツク海高気圧の影響で、関東から北の太平洋側には東寄りの涼しい風が入り、気温が低い状態が続いていました。しかし、今週は、次第に高気圧の中心が南の海上に移って行きそうです。このため、関東や東北の太平洋側にも、夏の暑さをもたらす南風が流れ込むでしょう。関東は日差しの出る日も多くなり、気温がぐんと上昇しそうです。東京は雨ばかりで、夏らしい天気がないままに8月が終わってしまいそうでしたが、ようやく猛暑と寝苦しい夜が復活しそうです。甲信では23日から25日まで猛暑日になる所があるでしょう。急激に暑くなると熱中症にかかりやすくなりますので、体調管理にはお気を付け下さい。一方、北日本は気圧の谷が通過します。北海道や東北、北陸は25日にかけて曇りや雨の降る日が続くでしょう。一方、東海から九州は、この先も晴れる日が多く、厳しい残暑が続く見込みです。