韓国国税庁の最近の調査報告によると、2013年の韓国人歌手の平均所得が4,674万ウォン(約510万円)に上がったようだ。平均所得がおよそ2,300万ウォン(約250万円)だった2010年から72%以上増加している。
アルバムセールスやツアーがより国際的になるなど、海外での活動が拡大したことが主な要因だと専門家は見ている。ちなみに2014年はアメリカでのK-POPのコンサート回数が過去最高だった。
フォーブズ・コリアの“パワーセレブリティ40リスト 2014”で1位や2位になった、少女時代やBIGBANGなどのK-POPグループにとっては朗報だ。しかし、この数字は標準のセレブに比べ依然として低いと思われる。K-POPの場合、収入をグループのメンバーで分ける一方、エージェント(住まいと食事を提供する場合もある)に所得のかなりの割合を支払っていることが報告書に綴られている。また、毎年たくさんのK-POPアーティストをシーンに送り込んでいることにも注視すべきだろう。それらのほとんどは芽が出ず、わずかのお金しか生んでいないのだ。
なお、韓国の歌手は、2013年の平均所得が3,718万ウォン(約404万円:2,642万ウォン/約287万円だった2010年から12%の増加)だった俳優やTVパーソナリティを上回った。